2009年12月29日火曜日

何の箱?

これ何だと思います?

インフルエンザの予防ワクチンです。ただし新型インフルエンザ用ではありません。中には使い捨ての小さな注射器が入っています。私がいつも行く医者はこのような形で入手しています。ちなみに接種の料金は$20です。

2009年12月28日月曜日

プノンペンでのInternet接続その後

以前にも書きましたがプノンペンではMfone(元Camshin)と言う会社が提供しているiS1と言う名前でインターネット接続サービスを利用しています。午後6時から翌朝7までと土日の24時間に128k bpsの接続で月額$29で、以下のサイトでSpecial@Nightという名前で書かれたサービスです。

http://www.is1.com.kh/is1_tariff.aspx

最近は3Gや3.5G携帯電話を利用したサービスが増えていて、上記のMfoneや、先に紹介したCambodia Advance Communicationsの qb ブランドもそうです。他にマレーシア系の企業が hello ブランドでサービスを提供しています。

http://www.hello.com.kh/hmb.html

通信速度の公称値は512k bpsで実際には300k bps程出るようです。利用料金は一日単位 、週単位、月単位、そしてデータ従量制があり、月単位だと$70です。

ねずみ取り

プノンペンで売られているねずみ取りですが、持ち主によると全く捕まらないそうです(笑)

東京や大阪の繁華街と同様に、でかいネズミが走り回っています。

2009年12月26日土曜日

プノンペンの植木屋

プノンペンの北西部を走る598号通りに植木屋が集まった一角があり、下の写真はその一つです。

カンボジアは南国なので当然の事とはいえ、日本では温室でしか見られないような植物が「露天」で並んでいます。
編み上げたパキラもこんなに大胆にバッサリ切っています。

ランもたくさん扱っていますが、隣国のタイからの輸入品だそうです。根がとても元気に伸びていますが、一本$2から$3です。

このお店ではトックリヤシやタビビトノキなども置いています。他のお店でも置いているのですが、このお店の樹木はとても元気そうです。下の写真はこの店のオーナーですが、彼女もとても元気そうです。

カンボジアでもこのような植木を楽しめる所得層が出てきて、そのような人を相手に商売できる店が何件も軒を並べるほどになりました。

2009年12月21日月曜日

若い女性との結婚

近所で日本人とカンボジア女性とが結婚しました。花嫁は18歳だそうですが、日本人はどう見ても60代の老人です。

途上国の若い女性は生活の安定を狙って老人と結婚したがるという話しを聞きました。とくに外国男性は同国人よりも優しいと人気は高く、玉の輿だとか・・・。

ピチピチギャルと結婚したい日本の老人は途上国に行くのが良さそうです。夫婦間の会話も心配無用です。高卒程度の英語で十分な会話が成り立ちます。なにせ、この世代の男性が家に帰って言う言葉は、「飯、風呂、寝る」でしょうから(笑)

クメール人の時間感覚

時間に無頓着な民族というのがあるとすれば、クメール人もその中に入るかもしれません。

結婚式の招待状に4時半と書かれてそれに合わせて行くのは日本人だけです。それもわざわざ30分ずらせて5時に行っても、会場のレストランでは店員がテレビ見ながら掃除しています。カンボジアでは十回ぐらい結婚式に呼ばれていますが、総じてカンボジア人同士の結婚式で人々がが集まるのは6時半以降で、パーティーが始まるのは7時以降です。そのくせ早い人は8時ぐらいから帰り始めます。

2009年12月12日土曜日

プノンペンの結婚式

プノンペンでは結婚式シーズンで、あちらこちらの道路が閉鎖されて結婚式会場となっています。

昔の結婚式では、新郎は親の家から新婦の家まで親戚友人一族郎党を連れて行列をします。親戚は新郎が用意した贈り物を持って行列に加わります。

新郎の親も家が遠方の場合は、牛車や馬車を連ねて行列したそうです。新郎はヤシの実を取るために高い木に登ったり、ハチミツを取るために森に入ったり、とかぐや姫のような課題を与えられたと言います。

カンボジアでは基本的には入り婿制ですが、式の費用などは新郎が全てをまかないます。

昔のしきたり通りに式をあげると一週間かかります。省略して三日の式と一日半の式があり、プノンペンでは多くが一日半の式です。

来週も結婚式に呼ばれています。

ナンバープレート

プノンペンでは大使館や官公庁、王室、軍、NGOなどなどに応じてさまざまなナンバープレートがあります。また、日本のような形の物や横長の物、台形のナンバープレートもあります。

ちなみに、写真はボカシを掛けていますが、ナンバープレートにはアラビア数字とクメール数字、クメール語、アルファベットが混在しています。

2009年12月7日月曜日

プノンペンのセミ

プノンペンでセミがいないと書きましたが、それは間違いで以下の音のバックでシリシリシリシリと鳴いているのがセミだそうです。

この鳴き声は夜に聞こえるので、コオロギなどのような虫の鳴き声だと思っていたのですが、セミだと知人は言います。

プノンペンのトンボ


プノンペンで見つけたトンボです。深夜に寝ぼけているところを撮影しました。

プノンペンにはトンボはいますが、セミはいません。アンコールワットのある街シェムリアップに行くと金属的な音で鳴くセミがいて、一匹が鳴いただけでスゴイ騒音になります。

コーヒー豆と紅茶の店

観光客が良く行くセントラル マーケットの西にあるコーヒー豆と紅茶の店です。カンボジアのカンダールという州ではコーヒー豆が取れます。量が少なくあまり出回っていませんが、この店には置いてありました。他にベトナムのコーヒーも置いていますが、豆の種類に関係なく黒光りするほどの深い焙煎です。

金属の箱にコーヒー豆や紅茶を入れて並べています。この時には二箱が持ち出されていました。

コーヒーミルもありますし、ビニル袋の口を熱で溶かして接着する機械もあります。

2009年12月4日金曜日

怪奇 パームとココヤシ(笑)

私はいままでパームやココヤシを区別したことがありませんでしたが、カンボジア人には全くの別物だそうです。

下の写真に写っている木は、パームとココヤシですが、どちらがどちらで、どこが違うか分かりますか?


右がココナッツで左がパームだそうですが、カンボジア人がクメール式英語で呼んだ場合の名前です(笑)

広辞苑では【ヤシ】の項目に「普通にはココヤシを指す」としています。【ココヤシ】は「やし科の代表的な品種」となっていますが、パームの項目がなく【パームオイル】として「アブラヤシの果肉から採った油」としています。また、三省堂のコンサイス外来語辞典には【パーム】を「ヤシ科の植物の総称」としています。

一方、英語ではどうかというとランダム ハウス英語辞典で【palm】は「ヤシ(シュロを含む):ヤシ科 Palmae の植物の総称」としてクメール式英語でいうココヤシの図が掲載されています。また【coco】は「coconut palm」「coconut」と同義として、【coconut palm】をみると「ココヤシ:熱帯産のヤシ;coco palm, coco ともいう.」としています。【coco】の項目には付録として「ポルトガル語「ココヤシ,しかめっ面」;ココヤシの実の底の3つの穴がそのような表情を連想させるため」という記述があります。しかし「実の底の3つの穴」があるのはクメール英語で言うパームの実です(苦笑)

以上のように複雑怪奇なので、ここではクメール式英語を日本語式記述にして使うとして・・・(笑)
パームの葉は人の手(パーム)のように放射状になっていますが、

ココナッツは葉脈を中心に左右対称に垂れ下がっています。私は言われるまで気付きませんでした。成っている実も上と下では違います。

木肌も違います。パームが木目がそろい、横に並行して鱗状になっています。

対するココナッツはパームよりも波うち、維管束のようにみえる模様があります。

だからどうした、とも思いますが・・・(笑)

プノンペンの象

プノンペンにいるアジア象です。


アンコールワットのある街シェムリアップには象がたくさんいるのですが、私の知るかぎりプノンペン市内にはこの一頭だけです。

場所はワットプノンというお寺のある公園です。
この象は、たのむと公園を15分から20分ほどかけて一周してくれます。二年ほど前に尋ねた時には$15だと言っていました。

このワットプノンの公園には恋人同士や夫婦で行くと、女神様が焼き餅を焼いて仲を裂くと言われているそうです。嘘だと言う人は是非お試しあれ(笑)

2009年12月3日木曜日

二頭立て牛車

以前に、プノンペン郊外ではいまも牛と馬が現役で働いていると書きましたが。
その時に書いた二頭立ての牛車を撮りました。


この牛車はプノンペンの西から陶器などを乗せて行商に来ています。

2009年12月1日火曜日

日本の給油機

プノンペンの郊外で「スーパー マグナム」と書かれた給油機を使っているガソリンスタンドを見つけました。


よくよく見てみると22年3月までの埼玉県の合格証が付いています(笑)

最近の不景気を考えると、なにやらいろいろな物語がありそうです。

2009年11月30日月曜日

ダウンジャケット

ここ数日のプノンペンの気候は私には過ごしやすいのですが、一部のカンボジア人にはそうでもないようです。ダウンジャケットを着込んだライダーを見つけました。

いくら涼しく、バイクに乗っているとはいえ、これはやり過ぎだとカンボジア人も笑っていました。

2009年11月28日土曜日

ヨワン(ヨウン)

先に書いたヨウン(ヨワン)ですが、知人数人が集まったところでヨワンに関して尋ねると、あぁでもない、こうでもないと喧々諤々になりました(笑)

まずは名前ですが日本語にするとヨウンよりもヨワンが近そうです。
ヨワンは布のお守りです。日本のお守りと同様に家内安全や無病息災などさまざま種類があり、絵柄によって意味が異なります。用途も家の新築祝いや、祝い事のお土産などにも利用されるようです。

新築祝いなどの一枚物はお坊さんに手書きで描いて頂きますが、お祝いなどで配るときにはシルク印刷した物に祈祷をして頂きます。金額は手書きの物だと$5から$10程のお布施をするそうです。絵柄だけでなく大きさも色々あり、お寺にある見本をみてお願いします。

写真のようにガーゼのような布を切り離しただけのものにシルク印刷した物はお土産用のお守りです。お土産に配りますので、数枚から数十枚単位で頂きます。

ただ、外国人がお土産として国に持ち帰るには、祈祷されたお守りは恐れ多くて、もらった人によっては不安に思う人もいそうです。

そこで、考えたのが祈祷していないヨワンです。CSTCにはシルク印刷の部門もあって、そこでヨワンも作っています。そこで、縫製部門に依頼してシルクをハンカチのように縫製してもらい、その上にシルク印刷をしてもらいました。出来上がった物が下の写真です。
ヨワンは布ですので数十枚をまとめて買っても軽くかさばらず旅行カバンの隅に入れることができます。また、絹製であれば高級感もあり、持ち帰ってからアクリル板に挟んだり、額に入れるなどして楽しむこともできます。種類も多くあるのでプノンペンに訪れる度に新しいヨワンをお土産にできますので、リピーターにもお勧めです。

ところが、
このアイデアに気付いた時にはすでにボランティアの派遣期間終了間際で、とりあえず自分が日本の知人に配るためのヨワンを作るだけで精一杯でした。時間があればカンボジア土産としてCSTCの店で売って、学校の運営費にしたかったのですが、残念なことをしました。

実はこのお土産ようヨワンには後日談があります。
帰国後に中華料理店で知人と食事をした時にヨワンを差し上げたのですが、面白い事が置きました。

女性の店員が大きな声を上げて驚いて「ワァァ懐カシイ、ナゼ、コレ持ッテイマスカ」と言います。話しを聞くとミャンマーから来た女性で、ミャンマーでもヨワンがあるそうです。カンボジアとミャンマーの間にはタイもありますので、タイにもヨワンがありそうです。ただ、図柄を見ても分かるように仏教とは少々異なるように見えます。仏を描いたヨワンもあるのですが、なにやら怪しい雰囲気です(笑)カンボジアには仏教到来以前の宗教が色々とあるのです。

2009年11月25日水曜日

縫製部教室

この写真は縫製をしている教室です。教室とは言うものの、この部屋で縫製をしている人達は学校を卒業してここで働いています。

教室で使っているミシンはほとんどが中古の家庭用ミシンです。卒業して縫製工場で働くことを考えると工業用あるいは職業用のミシンが欲しいところですが、中古のものでも高くて買えません(苦笑)

2009年11月23日月曜日

店の名前

書き忘れていましたが、ブラウスや小物のオーダーメイドを請け負っている店の名前はKroma Clothes Shopです。お店に行くとマッカラ(Khiev makara)さんが出迎えてくれます。


住所は先にも書いた通りですが、長く書くと以下のようもかけます。

Located on the next door of Beng Traback Hight School, Monivong Blvd., Sangkat Tunle Basak, Khan Chamkarmon, Phnom Penh.

ちなみに、Monivong Blvd.とあるのがプノンペンを南北に走るメインストリートのモニボン通りの事です。

2009年11月22日日曜日

授業風景

CSTCは学校なので授業があります。たとえば、下の写真は印刷技師養成コースの授業風景です。印刷機を使った実習もあります。

CSTCでは印刷の仕事も請け負っています。写真にある教室の南隣ではコンピュータを使ったレイアウトDTPが行われていますし、小さな印刷工場も持っています。

大きな印刷機がうなりを上げて動き、その騒音の中で印刷工が汗とインクにまみれながら働き、その汚れた手からまだ誰も見たことのない色鮮やかな雑誌が一頁ずつ出来上がる、その現場を見て印刷工になるという明確な目的と希望を持って授業を受けることができます。

2009年11月21日土曜日

ミル入り調味料

McCormicがミル入りの調味料を売っていたので買いました。価格は$3.30で、別にミルを買うより安いです。

胡椒や岩塩などいくつか種類がありますが、私が買ったのはPeppercorn Medleyで七味唐辛子のような感じです。中身は、Black Peppercorns, coriander, pink peppercorns (Schinus Terebinthifolius) White Peppercorns, Allspice, Green Peppercorns,となっていて、さだめし七味胡椒とでも言ったところでしょう(笑)

ミルにはDisposable - Do Not Refillとなって、今時珍しい使い捨てです。ダメとは書いていますが、ミルの部分は小さなドライバかピンセットでこじ開けることができました。カンボジア特産の胡椒を入れてみましたが、いまのところ問題なく使えています。でも、なぜ再利用がダメなのだろう?

インド料理店

プノンペンにはインド料理の店もあります。
まぁ、インドとカンボジアはいくつかの国を経るものの地続きなのでインド人がいてインド料理店があるのは当たり前のようにも思えますが、カンボジアの人々にとってはそうでもないようです。この辺は島国日本で生まれ育った私には分かりにくいところで、たしかにインド人よりも欧米系の人を見ることが多いように思えます。

下の地図にある店はインド料理でMount Everestと言います。インドの店なので入ると独特の香料が香って来ます。

より大きな地図で プノンペン メモ を表示
インド人はもちろん、それ以外の外国人も来ています。日本語のメニューもあって、注文時にホットやマイルドなど辛さを指定します。

お持ち帰りもできますが、ナンは焼きたてのアツアツがお勧めです。お持ち帰りを頼むと待っている間にインド煎餅を出してくれます。持ち帰りにはピクルスなども入っていて、料金はお店で食べるのと同じです。

イムさんの住所



この女性がCSTCを仕切っている部長代理のイム(Yim Vutha)さんです。彼女は招待されて日本に行ったこともあります。ただ、日本語はほとんど忘れたとか・・・(笑)

ちなみに、彼女宛に手紙を送るには住所は以下のようになります。

「プノンペン モニボン通り ボントラバエ高校の隣 」

これでCSTCに郵便物が届きます(笑)
英文だと以下のような感じです。
Located on the next door of Beng Traback Hight School, Monivong Blvd, Phnom Penh, Cambodia.

上記の住所の上に学校名を書くのですが、これが長い
Cambodia Japan Friendship Skills Training Center




2009年11月11日水曜日

バックとオモチャ

日本カンボジア友好技術訓練センター(CSTC)の縫製部が作ったバッグを紹介します。

下のバッグは30 cm程の大きさで、水色が$11、他は$17です。


下のバッグは出来合いのカバンを元に、生地を明るい色に代えて、スナップ閉じをファスナーに代えて$8です。

CSTCでは木工部もあり、木製のオモチャなども作っています。積み木や文字あわせのブロックのほか、写真のような乗り物も置いています。

特にワニの乗り物はなかなか丈夫で、三人の子供が2年の間に乱暴な使い方をしても下の写真のようにしっかりしています。
新品のワニはこんな感じ

2年の間、三人の子供がよってたかって、蹴飛ばし、投げ、引きずり回した後・・・(笑)

ベストシーズン

カンボジアのベストシーズンは11月、つまり今その真っ最中です。

ボートレースが各地で開催される水祭の頃に雨期が終わり乾期が始まると言われています。雨期の間に気温が下がり、日の高さも低くなって日本の9月ぐらいの暑さになります。日本の9月と異なるのは台風が来ないことです。日本では台風が来ると湿度が95%を超えますが、カンボジアはスコールの最中でもせいぜい75%です。

同じ気温20℃でも夏と冬では感じ方が異なりますが、これは自律神経が血流量など新陳代謝を調整しているためだと聞きます。この違いを夏モードと冬モードとすれば、カンボジアに住むと熱帯モードでも言うべき状態になります。日本では朝の気温が25℃以上だと熱帯夜と呼び暑く寝苦しい夜ですが、熱帯モードで朝の気温が25℃になると寒くて目が覚め、毛布を出します。

水祭以前は毛布の出番が良くありましたが、水祭以降は少なくなりました。でも、クーラーが必要なほど暑く感じません。熱帯モードの体 バンザイです(笑)

2009年11月10日火曜日

CSTCの場所

日本カンボジア友好技術訓練センターの場所はプノンペンの大通りであるモニボン通りの南側にあります。以前は正しく学校の場所が出ていたのですが、2010/07/11現在は下の「大きな地図で見る」で直接Googleの地図を見ないと表示されません。ご注意ください。

大きな地図で見る
ただ・・・、この地図では日本語の名称を間違えています。

天井扇風機


天井から下げた扇風機は日本では銭湯ぐらいでしか見かけず、海外でも南国リゾート気分を出すためのアクセサリーのようなイメージを私は持っていました。

しかし、この扇風機の風は蚊除けにもなりそうです。ゆっくり回っていても風量が大きくて、風が床にあたって周囲に広がり、蚊が飛びにくいようです。

2009年11月8日日曜日

日本カンボジア友好技術訓練センター

日本カンボジア友好技術訓練センターは2004年から2006年までJICAから派遣された学校です。ボントラバエ(ク)高校の敷地の一部を利用して印刷や縫製などを教えています。

縫製部では日本人が縫製の学習コースを作り、それに基づいて授業をしています。この学校で縫製を学んで縫製工場で日本向けのジーンズなどを作るので、日本人の好みは織り込み済みです。
この学校には縫製部の小売店もあり、学校を卒業してここで働く人もいます。店では鞄や帽子などの小物も置いていますが、オーダー メイドも受け付けています。写真のようにシルクなどの記事も置いていますが、自分のお気に入りの生地を持ち込んで縫製だけを依頼することもできます。

雑誌で気に入った服を見せれば作ってくれます。店員は簡単な日本語も理解できますので注文しやすいようで、女性向けのブラウスやスカートを頼む日本人が多いようです。私はシルクのワイシャツを頼んだことがありますが、既製服しか知らない私は、どうやって注文したらよいのか分からず戸惑いました。胴回りや袖の大きさも自由に代えられるので、自由すぎて困るのです。やむなく、普段着ているワイシャツを持って行って、同じ物を頼み、仮縫製で調整しました。既製服のような折り目のないワイシャツは奇妙な感じです。

牛車 馬車

プノンペンでは見ることは少なくなりましたが、車で少し走ると牛や馬が荷車を引っ張る姿を普通に見ます。
下の写真では牛一頭ですが、二頭の物もあります。

馬は小型ですが、力は強いようです。なぜか人が直接乗った場面は数度しか見たことがありません。

KAMPOTのカニ

カンボジアの南は海に面しています。プノンペンの南にあるKAMPOT州のKEB(またはKAEB)という街があります。ここにはKEB国立公園もあるのですが、プノンペンの人にはカニが食べられるところとして有名です。

大きな地図で見る
レストラン街が三カ所ほどあり、写真は一番東にあるレストランです。

外国人と金持ちはレストランで食べます。レストランと言っても日本で言う海の家に近い感じです。
カニにこだわりたい人はヤシの木陰にある市場に行きます。

市場には衣料品(古着)やら、

ワッフルやら、

果物もあります。

魚醤も売られています。近くで作られた物を売りに来ているそうです。

しかし、この市場では何と言っても海産物です。下の写真ではエビなどを売っています。

この市場でカニやエビ、魚などを買って、茹でたり焼いたりしてもらいます。肝心のカニですが、カニを入れたカゴをこんな感じで海に浮かべています。

カゴを開けるとこんな感じです。

市場にカニを買いに行ったと分かると、カニ売りのおばさん達がカニカゴを持って集まってきます。そりゃもう、ワッとばかりに集まります。おばさん達の足下にカゴが並んでいるのが見えます。

一人を決めて、値段の交渉が成立すると、カニはカゴから鍋に移されます。生きの良いカニのはさみで挟まれるのではないかと思うのですが、かまわずドンドン放り込んで海水で洗います。

隣では火がおこされます。

ガサゴソ言っている鍋を火にかけると、一気にガサゴソが大きくなって、すぐに静かになります。

買った海産物を少し離れた休憩所で食べます。休憩所は屋根をヤシの葉で葺いた東屋で、そこを借りて食べます。蟹を食べ始めると静かになるのは日本人もカンボジア人も同じです(笑)
本当は買った海産物や東屋を写真で紹介したいのですが、同行した連中にカメラを取られてしまいました(苦笑)