2011年1月8日土曜日

沼地 湿地

Google Mapの航空写真でプノンペン市内中心部を見ると緑が残っている場所がたくさんありますが、その多くは沼地や湿地です。しかし、沼の周囲は完全に建物で囲まれているために、普通に道を行き来して沼が見える所は限られています。

この写真はそんな建物で囲まれた沼の一つで、高床式の家が沼地に建っています。

プノンペン南東部ではこのような沼地の周囲に道を兼ねた堤防が作られ、建設中の道路に沿って高床式の家が建てられました。沼地が徐々に干上がって雨期だけ浸水するようになり、堤防道路が完成すると雨期も浸水しなくなり、高床式の家が普通の家になりました。

プノンペン市内を走る主な道路は周囲よりも高い場所にあります。また、プノンペン市内には地域名としてボントラバエッ(ク)とボンケンコンなどがあり、このボン(バン)は沼という意味です。実際にボントラバエッ(ク)にある高校や大学内には沼の名残のような湿地があり、雨期には水かさが増して沼のようになります。

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