私はいままでパームやココヤシを区別したことがありませんでしたが、カンボジア人には全くの別物だそうです。
下の写真に写っている木は、パームとココヤシですが、どちらがどちらで、どこが違うか分かりますか?
右がココナッツで左がパームだそうですが、カンボジア人がクメール式英語で呼んだ場合の名前です(笑)
広辞苑では【ヤシ】の項目に「普通にはココヤシを指す」としています。【ココヤシ】は「やし科の代表的な品種」となっていますが、パームの項目がなく【パームオイル】として「アブラヤシの果肉から採った油」としています。また、三省堂のコンサイス外来語辞典には【パーム】を「ヤシ科の植物の総称」としています。
一方、英語ではどうかというとランダム ハウス英語辞典で【palm】は「ヤシ(シュロを含む):ヤシ科 Palmae の植物の総称」としてクメール式英語でいうココヤシの図が掲載されています。また【coco】は「coconut palm」「coconut」と同義として、【coconut palm】をみると「ココヤシ:熱帯産のヤシ;coco palm, coco ともいう.」としています。【coco】の項目には付録として「ポルトガル語「ココヤシ,しかめっ面」;ココヤシの実の底の3つの穴がそのような表情を連想させるため」という記述があります。しかし「実の底の3つの穴」があるのはクメール英語で言うパームの実です(苦笑)
以上のように複雑怪奇なので、ここではクメール式英語を日本語式記述にして使うとして・・・(笑)
パームの葉は人の手(パーム)のように放射状になっていますが、
ココナッツは葉脈を中心に左右対称に垂れ下がっています。私は言われるまで気付きませんでした。成っている実も上と下では違います。
木肌も違います。パームが木目がそろい、横に並行して鱗状になっています。
対するココナッツはパームよりも波うち、維管束のようにみえる模様があります。
だからどうした、とも思いますが・・・(笑)
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