2010年10月27日水曜日

浸水

このところプノンペンでは雨による浸水が例年以上の広範囲に広まっています。十年以上浸水した事のない場所が浸水しています。市場や学校などがひざまで浸水しています。

湿度も高く、手元の簡易湿度計によると連日75%を超えています。2004年から2006年では2年間で一番高い湿度が75%で、それが連日続く事はありませんでした。カンボジア全土の気象観測システム構築をしていた知人によると正式な観測でも最高湿度は75%ほどだそうです。その頃からすれば連日75%を超える湿度は高いと言えそうです。もちろん、連日90%を超えることのある東京よりは乾燥していますが、生活習慣が異なります。

プノンペンでは雨が降ると必ずと言っても良いほど浸水する場所が何カ所もあります。いつもであれば雨が止むと1時間から2時間ほどで水が引き、3時間もすると道路が乾いていました。

2004年頃には舗装されている道路は、首都プノンペンでも限定的でした。しかし、現在ではほぼ全域の道路が舗装あるいは簡易舗装されています。もともとプノンペンにはフランス占領時代の下水施設があったようです。しかし、舗装が進む事で下水の処理能力が足りなくなり、日本からの援助で下水施設を建設しています。

浸水した学校や市場は翌日には水が引き始め、二日後には完全に水が引きましたので、コレラなどの感染症の心配は少ないだろうと思います。

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