2008年12月24日水曜日

電話会社とISPのリスト

カンボジアの(携帯)電話会社とISP(Internet Service Provider)は年々増えていて、それを把握するのはやはりWikipediaが一番のようです。

電話会社
http://en.wikipedia.org/wiki/Communications_in_Cambodia#Mobile_networks

ISP
http://en.wikipedia.org/wiki/Communications_in_Cambodia#Internet

2年前のカンボジア赴任中に私がかけたことがある電話番号は012のMobitelと016のGSMだけです。2年の間にもドンドン増えて一社が複数の番号を持つことも珍しくなくなっています。

2008年12月14日日曜日

ほくろの毛と多神教

以前にも書きましたが、クメール人の知人で顔や首筋のほくろに生えた毛を長く伸ばしている男性が多くいます。民間信仰のおまじないでしょうが良くわかりません。

カンボジアは仏教徒が多い国ですが、地元に根付いた神も多くいるようです。民間信仰の神事も催されていて、音楽が奏でられる中を何らかの飲み物が回されます。しばらくすると一人が失神しますが、それがどのような意味を持つのか分かりません。

他に、巫女や巫覡のような占い師も信じられています。さらに日本の祠のようなものが置かれている施設や家庭もあります。

他にPhnom Penhには華僑が多いため、食堂などには中国式の神棚をよく見ます。また、Phnom Penhの北部と南部にはイスラム教徒が多く集まった地域があり、北部にはモスクもあります。南部にはアミューズメントのような寺院があります。米国で成功したカンボジア人が寄付したようですが、あまりにも突飛なので物議をかもして中断しているようです。

カンボジアは日本の多神教に近いのではないか?と思わせる時があります。

2008年12月5日金曜日

ドル紙幣の扱い

カンボジアで支払いに破れたドル紙幣を出すと、受け取りを拒否されます。

破れた紙幣を交換してくれるところ(システム)がないことが原因ではないか?と私は推測しています。

日本や米国では問題のある自国紙幣は銀行で交換されます。日本で破れたドル紙幣がどのように扱われるか知りませんが、カンボジアでは政府系の銀行でも古いドル紙幣が支払いに使われ、破れた紙幣は受け取りを拒否されます。また、カンボジアの銀行では引き出したドル紙幣は、自分で一枚一枚調べ、問題のあるドル紙幣はその場で交換してもらいます。

カンボジアではドル紙幣が流通しているのに、新札に交換するシステムがないのかもしれません。米国大使館にFRBの出先機関があり、そこで交換してくれると良いのですが・・・

2008年12月4日木曜日

Internet Cafeの利用注意

Phnom Penhなど大都会やその周辺都市ではInternet Cafeがたくさんあります。日本や米国とやり取りするときは、朝早くから遅くまで使え、料金も安くてとても便利です。

ただし、
Internet Cafeのコンピュータを使うときには大切な情報のやり取りは 厳禁 です。

特に、Internet Cafeでのショッピングは自滅行為です。
買い物をするときに入力したクレジット カードの番号やパスワードが盗まれます。銀行の貯金がなくなるだけでなく、ローン限度額まで借金を抱え込むことになります。

他にも、SkypeやYahoo Messengerの通話クレジットがいつの間にやら減っていたり、なくなるなどの被害にあいます。また、通話料金を自動チャージにしていると銀行の口座がなくなるまで使われます。

このような犯罪にはスパイウェアが使われます。スパイウェアにはいくつもの種類があり、その中にはキーボードを打った内容を記録する機能を持ったものが数種類あります。この記録からカード番号やパスワードを盗みます。

スパイウェア以外にも偽物のSkypeやYahoo Messengerや、偽物の銀行サイトというのもあります。

どうしても、重要なデータをInternet Cafeでやり取りするときには、自分のノートPCを持ち込むなどの対策を考えましょう。

2008年12月3日水曜日

HSDPA携帯電話

先に紹介した電話会社qbを利用したInternet接続ですが、携帯電話の選択を間違えると私のように失敗します(笑)

携帯電話選択のキーポイントは "HSDPA" です。

HSDPAはNOKIA E66で利用できます。他に、Sony Ericsson Z770iやMotorola RIZR Z8でもHSDPAを利用できます。私が購入したNOKIA E65はダメです(苦笑)

qbを利用してInternet接続をお考えの場合には、携帯電話がHSDPAをサポートしているかを調べましょう。調べるときは店員に尋ねるのではなく、必ずメーカのWebサイトで確認することをお勧めします。繰り返しますが、私のように失敗します(苦笑)

ちなみに・・・
HSDPAはHSPAと呼ばれる規格の一部で、Internetからデータを取り込むときに高速化する規格です。HSPAにはInternetにデータを送るときに高速化する規格なども含まれていて、3.5G(3.5世代携帯電話)などと分類される規格です。来年の今頃には3.9Gと分類される規格のサービスが日本で始まっているかもしれません。

2008年11月28日金曜日

銃撃戦

カンボジアの隣国タイでは空港が占拠され、インドではテロによる爆破と銃撃戦が交わされているようです。

2004年にカンボジアで夜に銃撃戦の音を聞いたことがあります。

最初は何の音か分からず、ベランダで周囲を眺めていました。眺めている間にテレビで聞いた頃があるAK-47銃の発射音であることに気付きましたが、ベランダにいることが危険であることに気付くのにさらに数分かかりました。

あわてて窓から離れた室内に移動し、携帯電話が利用できるかを試しました。携帯電話が利用できなければ非常事態の可能性が高くなります。幸い携帯電話がつながりましたが、銃撃戦が数百メートル先で起きていることを知りました。

その後に聞いた話しでは暴力団同士の銃撃戦だったようです。

2008年11月20日木曜日

日本への電話代

先にSkypeとYahoo Messengerを使って、カンボジアへ電話する話しを書きましたが、カンボジアから日本に電話するときの電話代を書くのを忘れていました。カンボジアから日本に電話した方が、その逆より安いのがキーポイントです。

Rate/minute
一般電話
 USD excl. VAT $ 0.023
 USD incl. VAT $ 0.026
携帯電話とIP電話
 USD excl. VAT $ 0.154
 USD incl. VAT $ 0.177

また、Skypeの「一ヶ国限定プラン」を日本に設定すれば、695円($5.95)でいくらでも話ができるそうです。米国のYahoo Messengerを利用すると以下のようになります。

Rate/minute
一般電話
 $0.025
携帯電話とIP電話
 $0.159

上記の価格はいずれもこの記事を書いている時点の価格です。

2008年11月14日金曜日

SMS

Skypeでは携帯電話の SMS(Short Message Service)を利用して、日本からカンボジアの携帯電話にメッセージを送ることができます。カンボジアの携帯電話から返事をすることができないのですが、一通(160 byte)が11円少々なので色々と便利です。

Yahoo MessengerにもSMSの機能はありますが、この記事を書いている時点でカンボジアの携帯電話はサービス対象外です。

Internet CafeとYahoo Messenger

私が知っているカンボジアのInternet CafeではすべてYahoo Messengerを使っていて、Skypeを置いているところはありません。また、自分のノートPCを持ち込んでSkypeを使うと、他のPCが通信できなくなります。

Skypeでは、音声通信に必要な帯域としてSkype-to-Skypeで10 kbitsから64 kbitsを推薦しています。またビデオを含めた場合には384 kbpsを推薦しています。

Yahoo Messengerのアプリケーションには[Preferences]の[Connection]という項目があり、その中の[Internet Connection:]で通信方法に応じて[Dial-Up]、[Broadband (DSL/Cable)]、[High-speed (T1/LAN)]の三者から選択できます。

Skypeと比べてYahoo Messenger音声も悪く、Web Camの動画も止まることが頻発します。しかし、Yahoo MessengerはカンボジアのInternet Cafeような環境下でも多くの人が同時に通話できます。

カンボジアへの電話代

Skypeでカンボジアの携帯電話と通話するとこの記事を書いている時点で以下の料金になります。

Rate/minute
 USD excl. VAT $ 0.288
 USD incl. VAT $ 0.331

米国のYahoo Messengerを利用すると以下のようになります。

Rate/minute
 $0.190

米国のYahoo Messengerの方が安いのですが、キャッシュカードの支払い開始時の承認方法が少々面倒です。また、Skypeは日本円で決済できますが、米国のYahoo Messengerはドルです。Yahoo Messengerの決済は始まってしまえば簡単ですし、円ドルの手数料込みのレートを考慮しても安いです。

電話とInternet最新事情

プノンペンでは、Cambodia Advance Communicationという会社がqbという通称で携帯電話事業を始めていています。渋谷で言えば109ビルのような位置づけのソリア マーケットでもキャンペーンを良くやっています。

Cambodia Advance Communication Co Ltd or "CADCOMMS"

今年の6月18日から3G通信サービスも始め、携帯電話経由でInternetに接続できるようになりました。bangkok post

Internetの料金プランを見ると公称値1.6M bpsの通信で$0.03/分です。ただし、月の利用料が$35を超えると定額となり、通信量が1.5G byteになるまで使えるそうです。他にデータ量課金制($0.01/60KB)も選択できるととしています。

qbの料金(修正日 2008/10/21)

 qb内の通話は月額$3.00定額
 他キャリアへは$0.10/分
 国外へは$0.25/分

ノキアのE65と初代のPowerBook Pro 15"、Skypeを使って日本と通信すると、会話だけなら利用できます。しかし、スコールになるとノイズが増えて聞き取りにくくなります。また、日本からWeb Camのライブ動画を送ると相手に画像と音声は届きますが、カンボジアからの音声はキレギレになり会話は不可能です。

カンボジアの祝祭日

カンボジアの祝祭日はおおよそ28日ほどあります。「およそ」というのはほぼ毎年祝祭日が変わるからです。しかも何の前触れもなしに突然変わることもあって、カレンダーを作っている印刷屋は大変です。

日本と比べるとカンボジアの祝祭日は多いと思うかもしれませんが、見方によっては日本よりも少ないとも言えます。

日本の会社や学校は土曜日が休みが多いのに対して、カンボジアでは多くが休みなしか半日です。また、日本の会社のような有給休暇の制度もほとんどありません。

祝祭日にする事によって「国民が正々堂々と休みを取れる理由を作っている」とも言え、カンボジアのネゴシエーションの方法がかいま見えるような気がします。

2008年10月16日木曜日

プレアヒビアでの戦闘

タイとカンボジアがプレアヒビアでの戦闘を再開しました。ひいき目で見るとタイの分が悪いように思えます。

まずは、二つの事実があります。

1.タイ政府は首相府が野党に占拠されている
2.タイ軍は占拠に参加しなかった

1.からタイ政府は十分に機能できていないと推測できます。2.からタイ軍はその存在を国民に示したいであろうと推測します。

また、ネット上や知人からの噂では、タイの平均的な国民は「歴史的にタイとカンボジアは一つの文化を分け合った兄弟のような存在である」事を学校教育で知らされていない、そうです。また、タイ国民は内戦で経済力が落ちたカンボジアを「見下す」傾向があるそうです。

もし、タイの平均的な国民が上記のように十分な教育を受けていない状態にあるのであれば、タイ国民は自国軍がカンボジアと戦争することを支持する可能性は高いと思います。つまり、タイ軍はこの戦闘により自国民にその存在を示せます。しかし、首相府を占拠されているタイ政府に自国軍を止める力はないと推測できます。

英国TelegraphやReutersなどでは以下のような報道があります。

1.10月6日の戦闘で2名のタイ兵士が地雷で負傷
2.今回の戦闘では10名のタイ兵士が捕虜

1.の地雷でタイ兵士が負傷したと言うことは、地雷はカンボジア軍が敷設した可能性が高いと思います。また、カンボジア軍が敷設できる場所は、カンボジア軍がカンボジア領と考えている場所であると推測します。つまり、タイ軍兵士はカンボジア軍が自国領土と考えている地域に侵入した、と推測できます。

2.にある10名もの兵士を相手国領土に侵入して捕虜にできるか?と考えると、カンボジア兵士が実戦に慣れていることを考慮しても、事実上不可能に近い行動であると思います。ただし、この文章を書いている時点ではタイ政府は2.を否定しているようです。このため、タイ軍の正規兵士でない可能性もあります。

タイ外務省はカンボジア国内の自国民に対して、帰国するように緊急要請しているそうです。数年前にプノンペンであったタイ大使館などに対する焼き討ち事件を考えると、不要なトラブルを抱え込まないためにも、賢明な判断とも思います。

一方のカンボジアは内戦の混乱から復興が軌道に乗り始めたばかりで、戦争する経済的余裕がカンボジア政府にあるとは思えません。ただし、NHKのラジオ放送によると7月の総選挙で圧勝したフンセン首相は強気の発言をしているようです。この事がカンボジア軍の行動に表れているのかもしれません。

2008年10月8日水曜日

Weblog再構成

OPPANIHAの構成を変更することにしました。とりあえずは、MacとiPhone、カンボジアの項目に分けます。